ポーカーは、ブラックジャックのようにハウスとの勝負ではなく、プレイヤー同士で戦うスキルゲームです。
「スキルを磨けば運も味方にできる」というように、ポーカーではBETアクションの考え方が勝敗を分ける大きな要素となります。
例えば、最初に配られた2枚のカードが「A・Ks」※s=suited(スーツが同じ)で
その他4人のプレイヤーが CALLでついてきた。(RAISEなし)
こんなハンドがきたら、あなたはニコニコです。
しかしこんな場合に負けることが多いのはなぜでしょうか?
4人ついてきたということは、みんなもそれなりにいいハンドを持っているということ。
フロップを見た後、ストレート or フラッシュ or スリーカードが誰かに入ることもあります。
強いハンドを持った時に注意すべきは、ストレートとフラッシュもしくは、弱い数字のスリーカードに
負けることです。確率的にはスリーカードで負けることが多いのではないでしょうか?
負けるのは仕方ないことです・・・・が、
ポーカーは最高の手役を作ればいいというゲームではありません。最後まで残った人が勝者なのです。
こういう場合は、フロップを開く前にRAISEで揺さぶりましょう。
フロップを見るために、この金額を払ってまでもRAISEにのるかどうか・・・
というリスクのある選択肢を相手に負わせることです。
弱いペアの人はFOLDしていきます。
これで少しは勝率があがるのではないでしょうか?
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あなたが『RAISE(レイズ)』するには、どちらのフロップがふさわしいでしょうか?
手持ちのカードは 「A・J」です。
フロップ ①【J・3・2】 ②【A・3・2】
正解は①の【J・3・2】です。
A32 のフロップであなたのハンドは 【Aのワンペア Jハイ】
J32 のフロップであなたのハンドは 【Jのワンペア Aハイ】
例えば、【A・3・2】でRAISEすると・・・
「AK」「AQ」のプレイヤーは当然ついてきます。
(結論)「A」がらみ以外の人は殆どの場合FOLDし、Aペアのキッカー勝負になります。
例えば、【J・3・2】でRAISEすると・・・
「KJ」「QJ」のプレイヤーは当然ついてきます。
(結論)「J」がらみ以外の人は殆どの場合FOLDし、Jペアのキッカー勝負になります。
この考え方は、ノーリミットのトーナメントでは特に有効です。
☆『AA・33・22』などのスリーカードに負けるんじゃないかって思っていませんか?
人数にもよりますが、スリーカードで負ける確率が10回に1回としたら 残りの9回は勝てるのです。
よって、ここはRAISEが鉄則です。10回に9回は勝てるのです。実際の「JペアAハイ」での勝率はそれ以上になります。
ではストレートはどうなの・・・?
ストレート系を狙っている人を RAISEで阻止するのです。 オールインかポットBETも効果的です。
また、初手のハンドが「A3」「A2」でとりあえずフロップまで見たいなって人もいます。
逆に「J3」「J2」は初手でほとんどFOLDしてしまう手です。
だから2ペアでやられるリスクも「J32」の方が低いのです。
従って、【J32】で余計なプレイヤーを振り落とす方が勝率は高くなります。
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この問題は、「A」をペアorキッカーとして使用した場合 どちらが有効か分かれば簡単です。
全般的に「A」はペアとして使うよりも ハイキッカーで使用した方が使えます。